起立性調節障害

起立性調節障害とは、立ち上がった時にめまいや動悸、失神が生じる自律神経の病気です。小学校高学年から中学校の思春期の子供に起こりやすい特徴があます。

起立性調節障害の症状

症状については朝中々起きられなかったり、立ち上がった時にめまい・失神が起こる、動悸や息切れがするなど自分の意思でコントロールできない症状が特徴です。

他にも顔面蒼白や食欲不振、頭痛に腹痛、倦怠感や乗り物酔いが起こる人もおり、症状が悪化すると日常生活に支障を来し、集中力・思考力の低下につながります。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害が生じる原因については、自律神経の機能が低下することで循環器系の調節がうまくいかなくなることが関係しています。通常は立ち上がるとき交感神経が働くため、重力によって血液がたまる下半身の血管を収縮させることにより、心臓へ戻る血液量を増やすことで血圧を維持します。

しかしこの交感神経の働きがないと、心臓へ戻る血液量が減少するため血圧と脳血流が低下してめまいや動悸、失神を引き起こします。

起立性調節障害の事なら当院にお任せ下さい

起立性調節障害は中等症や重症になると朝に中々起きる事が出来ないことから不登校につながる場合があり、実際に不登校の子供の約2/3が起立性調節障害に悩まされているといわれています。

怠け癖や仮病と判断してしまい我が子を責めている場合もあります。周りの方がこの症状を知っていただく事が大事ですので、お気軽にご相談下さい。

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