胸郭出口症候群について

胸郭出口症候群とは、腕や肩へ向かう神経や血管が通る部位で圧迫が生じることにより、しびれや痛みなどの症状があらわれる疾患です。近年では、デスクワークやスマートフォンの使用時間が増えたことも影響し、発症する人が増えているといわれています。
胸郭出口とは、首から胸にかけて位置する狭い通り道のことで、腕へ向かう重要な神経や血管が束となって通過する経路です。身体の構造上とてもデリケートな部分であるため、わずかな圧迫や筋肉の緊張によっても神経や血流に影響が出やすい特徴があります。
胸郭出口症候群の原因について

胸郭出口症候群の主な原因は、首から胸にかけて走る神経や血管が、骨や筋肉などの周囲組織によって圧迫されることです。特に鎖骨や第一肋骨、その周辺の筋肉が神経の通り道を狭めてしまうことで、腕や手にかけてしびれや痛みを引き起こします。
また先天的に首に余分な肋骨(頸肋)がある場合や、肋骨や鎖骨の形状に異常があるといった骨格の構造的な要因も、神経や血管への圧迫を助長する原因になります。過去に鎖骨を骨折したことがあり、その骨の癒合が不完全だった場合も、神経の通り道に影響を及ぼすことがあります。
さらに鎖骨の下を通る血管(鎖骨下動脈)が何らかの理由で狭窄を起こすと、血流の流れが悪くなり、圧迫による症状が出ることもあります。これらの原因は日常の姿勢や体の使い方とも関連しており、デスクワークや猫背姿勢、重いものを持ち上げる反復動作なども、圧迫を強める要因になり得ます。
胸郭出口症候群の症状について

胸郭出口症候群の代表的な症状として、手や首、肩、腕にかけて痛みやしびれ、ピリピリとしたチクチク感があらわれることが挙げられます。これらの症状は、神経や血管が圧迫されることによって引き起こされ、動作時や同じ姿勢を長く続けた際に悪化する傾向があります。
この疾患は特に女性に多く見られ、30代後半から50代半ばの年齢層で発症するケースが多いとされています。症状には個人差があり、痛みの程度やしびれの範囲はさまざまですが、日常生活の動作や腕の位置によって症状が強まることが特徴です。
また腕を上げた時や肩を動かした時に症状が出やすく、痛みやしびれが長時間続く場合には、首や肩甲骨周辺の筋肉がこわばりやすくなり、さらに不快感を強めることもあります。こうした違和感を感じたら、早めのチェックや専門的な対応が大切です。
胸郭出口症候群でお悩みの方は当院にお任せください

胸郭出口症候群は、肩の重だるさや腕の疲労感など、一見すると肩こりとよく似た症状が現れます。そのままにしておくと改善しにくく、症状が慢性化する恐れがありますので、違和感が続く場合は早めの対応が大切です。
当院では、東洋医学と西洋医学の両方の視点から原因を見極め、症状の根本改善を目指した施術を行っています。快適な毎日を過ごせるよう、丁寧にサポートいたしますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。







